仲良し母娘の奮闘と成長を描いたハートフルファミリードラマ、「ギルモア・ガールズ」。今回はシーズン1第4話について字幕翻訳者の視点から魅力をお伝えしていきます!
あらすじ
名門チルトン高校に転校してきたばかりのローリーは英語のレポートで人生初めてのDを取って大ショック。
挽回すべく次のテストに向けて必死で勉強していたがテスト当日寝坊して車で登校中に鹿にぶつかり遅刻。テストを受けられなくなってしまう。ショックのあまりパリスに暴言を吐いたローリー。
さすがのパリスもローリーの豹変ぶりに驚き何も言い返せなかった…
いきなりキレてきてローリーってヤバいやつね…
さらには学校からの電話で駆け付けたローレライも校長に暴言を吐いてローリーをかばう。親子そろって感情をぶつける性格なのかと校長からは鋭い指摘を受けるも、結果的にはローリーは補講を受けることでテストを受けたのと同じ扱いを受けられることになって一安心となった。
一方的にパリスを責めたてるローリー・・・
What`s wrong with you?
あんた何なのよ!?
You are the biggest jerk in the world!
世界一のクソ女!
今エピソード新登場キャラクター
マックス・メディナ先生
チルトン高校の英語教師。ローレライに関心を持つ。真面目でさわやかな先生ですね。生徒からも人気があるようです。
演じるのはスコット・コーヘン(Scott Cohen)さん。
発見!使える一言セリフ・単語
- Let‘s get ice cream!(アイス食べよう)※退屈したローレライがローリーに
- Are you 4?(ママは子供なの?)※アイスを食べたいとしつこい母に娘から
- throw fit カッとなる ※学校でブチ切れしたローリーとローレライに対する校長のコメントから
- even-tempered person 穏やかな人 ※娘はthrow fitしないと説明する母
- quite a day. ひどい一日ね ※いい意味でも悪い意味でも使われる表現
心に残る名セリフ・シーン
Violent pencil-tossing usually signals a need for pie.
勉強にイライラして鉛筆を投げたローリーにルークがパイを差し出した時のセリフ。
食えよ パイが必要だろ
字幕:鉛筆に当たる時は パイが要る
カフェのオーナー、イケオジのルークが優しすぎて…思わず涙が…(ここで涙したのは私だけかもしれません💦)
でもでも、こんなことできる男性なかなかいなくないですか??
一見怖そうな見た目で、ぶっきらぼうな感じだけど実際はローリーのお父さんみたいに優しくていつもローリーをよく見ているんだなぁと感じました。ローレライのことをいいなぁと思っているとしても、ちゃんと娘のローリーのことも見守っているところが好感度大です!
It`s good to have her back.
自慢のリゾットが料理評論家に褒められなかったことが納得いかないスーキーだったが、原因はリゾットと一緒に飲んだワインが料理の味を変えてしまっていたからだと分かり元気を取り戻した。
その様子を見てズッキーニを納品に来たジャクソンがローレライに言ったセリフ。
直訳:彼女(スーキー)が(普段の様子に)戻ってよかった
字幕:調子が戻ったな
持ってきたズッキーニをスーキーに「小さいから要らない」と突っぱねられたのにこの優しいセリフ。そのあとズッキーニの代金はローレライに請求していましたが…
スターズ・ホローは優しさにあふれています。
Harvard is my dream. I want it more than anything. I swear.
教室でクラスメイトにキレたローリーを心配して、ハーバードへ行かなくてもいいと言うローレライ。
だがローリーは「ハーバードは私の夢だ」と答える。
字幕:ハーバードは私の夢なの
何よりも実現したい
ローリーはあんなに可愛い顔で芯が強い子だなぁと感心したシーンです。転校して間もない学校でブチ切れしてクラスメイトに暴言を吐きまくる大失態を犯したのに、必ず追いついてみせる!と強い意志を母に見せたローリーは本当にかっこいい女の子。絶対に夢がかなってほしいなぁと視聴者にも思わせるシーンでした。
まとめ・感想
ローリーとローレライの絆の深さを改めて感じたエピソード4。ローレライは16歳で妊娠・出産したので難しいチルトン高校の勉強は分からない。それでも愛するローリーのために勉強を手伝う本当に理想のママです。
親だって一人の人間だから、得意なことも不得意なこともある。でも子供のためなら何だってやる。同じ母親としてものすごく共感できました。
ハーバードへ進学したい!という強い思いを語るローリー。ローレライの夢がいつしかローリーの夢になったのかな?二人の夢がかなって幸せになってほしい!そしてローリーがチルトンをもっと楽しめるようになるといいなぁと思います。
☆以下、プロモーションです☆
※一番英語を勉強していた時期はとにかくシャドーイングを毎日していました。英語の耳と口とを同時に鍛えられました♪
※”女性だけ”というワードの安心感♡